大使のご挨拶

  • Japan flag
    Ambassador of Japan Hayashi Hajime

    駐英国日本国大使
    林 肇

    日英桜植樹プロジェクトは、日英関係を支えてきてくださった多くの方々の情熱と努力が実を結び、2017年に開始されました。関係者の皆様の御尽力に心から敬意を表するとともに、感謝申し上げます。

    草の根から始まったこのプロジェクトは、今や7000本を超える桜を英国全土に植樹するまでに発展しています。桜の苗が根付き、英国の美しい街並みに日本の桜が満開の花を咲かせる。そしてその下に多くの方々が集まり、美しい桜を愛でる。これらの桜は、人々の心と心をつなぎ、そして、将来に亘って日本と英国をつなぐ友好の象徴になると確信しています。

    桜植樹プロジェクトを通じて、揺るぎない日英両国の絆が、より一層深まることを祈念します。

     

  • UK flag
    British Ambassador Julia Longbottom

    駐日英国大使
    ジュリア・ロングボトム

    桜は日本を象徴する花として英国でも広く知られています。また、春の限られた期間にのみ咲く桜は、日本の文化において可憐で儚げな美を体現しています。

    しかし桜の儚さとは対照的に、本プロジェクトを通じて英国各地に植樹された桜は、日英両国に深く根を下ろした友好を将来にわたって長く思い起こさせることでしょう。在英日本企業の方々に支えられ、このプロジェクトを実現に導いた皆様にお祝いの言葉を申し上げたいと思います。

    大変恵まれたことに、駐日英国大使館とその周辺は桜の名所として知られ、毎春多くの方が綺麗な桜を観に訪れます。大使館の前の桜並木は、1898年に当時の英国公使館特命全権公使サー アーネスト サトウが日本に対する親愛の証として、また東京の人々への贈り物として植樹させたことに始まります。英国での植樹プロジェクトがこの伝統の上に立ち、日英両国の変わらぬ強い友好関係を表していることを嬉しく思います。

     

    元駐英国日本国大使 (2016-2019)
    鶴岡 公二

    この桜プロジェクトは、自分たちが愛してやまない桜を英国の人々と分かち合いたい、という日本人の想いからスタートしました。当初、草の根から始まったプロジェクトは、ついには日英両国の首相により待望されるまでになり、両国の友好を祝う「日英文化季間」の一つにも位置付けられています。

    このプロジェクトにより、数千本もの桜が公園、学校、公共の場所に植えられることとなり、その桜は日英両国間で培われてきた長きにわたる友好のシンボルとして成長し続けていくことでしょう。このプロジェクトを実現に導いた方々に最大限の賛辞をお送りいたします。

     

  • British Ambassador Paul Madden

    前駐日英国大使 (2017-2021)
    ポール マデン

    東京にあります英国大使館の位置する周辺は桜の名所でよく知られていて、私は桜の季節のあの美しさにはいつも心を奪われます。

    私はここで英国の多くの公園にささやかで日本を代表するもの、桜を贈呈してくださった日本のビジネス界の皆様に心より暖かい感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

    将来「お花見」行事が英国全土で見られることも、心待ちにしています。特に嬉しく思うことは、日本から移植されて日本では絶滅し英国で育っていた桜が、今度は英国から日本に逆移植された歴史を持つ桜の種「太白」がこのプロジェクトに選ばれていることです。
    東京の私の住む大使公邸には、ケンブリッジ公爵に植樹されたこの「太白」があり、英国と日本の深い友好関係を生き生きと表すシンボルと考えられます。

     

  • Ambassador of Japan KOJI TSURUOKA