日英桜植樹プロジェクトの目的
日英関係は、今日までの150年間、両国の絆を大切にしてまいりました。この絆はお互いの文化、生活、歴史を学びあうことによって、より一層の理解を深めていると言えるでしょう。
英国の北から南まで広い地域で桜を植樹することで、両国民がお互いに、更に親近感を持てる関係にしたいという期待が込められています。
植樹された桜の木々は友好のシンボルとなり、将来の世代によって守り育てられながら桜の花の美しさを愛でてもらえるものと思います。植樹された木々は、その地域の現在から将来のコミュニティーによって、大切に育てられることでしょう。
私たちのミッションは、未来の世代のために良好な日英関係の遺産を残すことであり、またこの遺産を地域社会に届けることにあります。桜の花が咲くたびに、それが両国民のより深い協力・友好関係を再認識させてくれることと思います。
この日英桜植樹プロジェクトとは、これらの思いを基本とし、英国の全土(スコットランド、北アイルランド、ウェールズおよびイングランド)にある多くの公園に桜の木を植樹することを活動の柱としています。
各公園には最多で100本までの桜の木が植樹されることになっており、植樹の本数は各公園の特質を考慮して決定されます。
日本と何らかの関係を持つ英国内の学校にも、日英友好親善関係の大切さが伝わることを期待して、こうした学校にも本プロジェクトに参加しています。
植樹された木々は世紀を越えて咲き続け、両国間の暖かい関係と本プロジェクトにまつわる様々な事柄が毎年春になるたびに思い出され、それが絶えることなく続くようにという願いが込められています。